木刀売り上げに貢献した名作

こんにちは。

迷ったら原点、マヨゲンの迷える子羊代表、Mayokken juniorです。読みはマヨッケンジュニアです(さすがにマジュニアではない)。

マヨゲンで漫画特集を始めますとした前回記事から早数日。時間が経つのは早すぎますね。あっという間に金曜日です。北海道から順番に2学期も始まっています。

さて今日は「風魔の小次郎」(1982~1983)を取り上げます。

これなぞ40年前の漫画ですし、ネタバレどころか知っている人いますか?レベルかもしれません。さすがに相当の古書店でなければ入手不可能じゃないかなと思われます……が、車田正美先生が乗りまくっていた時期のアレですから、こちらも名作です。

何しろ、全国的な木刀の売り上げに貢献した作品ですから。

話の筋はあまり憶えていません。m(__)m

登場人物の顔も、実は車田作品はあまり区別できません(衣装とか聖衣で判別)。m(__)m

ただ十本の聖剣がひたすら格好いい名作。

ただし、主人公の聖剣「風林火山」は見た目ただの木刀。

それでいて山を割るほどの威力。

いいんです。
あの頃の漫画に科学的な理屈は無用です。
科学的っぽい屁理屈なら溢れ出てむせ返るくらいありました。
現代ほど科学的な根拠や知識を求められなかった時代、漫画を読むとバカになると親から真剣に説教された時代、でも読まないなんて選択肢は……なかったはず。

ウルトラマンやスーパー戦隊を卒業したら、漫画とファミコン。当時の王道でしたね。
もちろんウルトラマンは仮の卒業ですよ。本当に卒業(=今は興味なし)したのはスーパー戦隊だけ。ガンプラもありましたか……!

しかしこの風林火山の影響で、授業中に新しい聖剣を描く小学生や、修学旅行で木刀を買い求める中高生が激増したことは間違いありません。

ちなみに車田正美先生は、前作「リングにかけろ!」でボクシングを流行らせ、次作「聖闘士星矢」では世界中にファンを作ってしまうという、まさに時代を創造した漫画家と言えますね。

聖闘士星矢なんて、漢字変換してくれるのですよ。風魔の小次郎もそうですけど。笑

車田正美先生は、日本の漫画カルチャーを世界に広めるきっかけとなったパイオニア。

その時代に築いた財産(作品群)が今も世界を席巻しているというのは、手塚治虫先生の作品群、また富野由悠季さんのガンダムもそうですが、やはり驚くべきことです。

ちなみに冒頭のイラストはただの木刀です。

風林火山などではありませんので、悪しからず。

本日は「迷ったら原点、マヨゲン!」の新カテゴリー、「漫画で迷ったとき」の第2回・風魔の小次郎をお届けいたしました。

ではまた次回、Mayokken juniorでした~。


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