優しくなりたいときのマヨゲン其の4

「相手を全否定できるほど、自分が正しいわけじゃない。」

「あなたのそういうところがダメなのよ。」

なに? なんだって? のっけから登場の昭和型高機能性働く女性こと突撃シゲマルさん。ボクの何がダメだって?

「だから、あなたのそういうところがダメなんだって。」

( ;∀;)ナンダッテ。

「と、言われたら、あなたは泣くけど、わたしはキレるわよ。」

ちょ、ちょっと(;´Д`)/ もう少し分かりやすく。

「だから、あなたのそういうところだダメなんだって言われたら、あなたは泣いたけど、わたしはキレるわよと言っているのよ。」

ということは、いまボクはダメ出しをされたわけじゃないわけだね?

「どうかしら。言葉の上ではそうかもしれないけど、わたしの態度はどう映るかしら。」

い、い、いや、決してダメ出ししていないと思うよ(*´Д`*)

「そうね。」

ちょっと、突撃シゲマルさん!

「これも、昔のあなたがわたしに教えてくれたことだけど。あなた、ちょっとお会いしない間に、ダメな人間になったの?」

ちょっと! イヤほんとにちょっと( ゚Д゚)/!

「ふふふ。珍しく怒った? 怒る前に、そういうところがダメだ!って言うんじゃなくて、そういうところでもう少し優しくしてほしいと言ってみるんだ。と、昔のあなたが話していたわよ。あの頃のわたしに。ちなみにそのときのわたし、ダメと言ったんじゃなくて、あなたのそういうところがイヤなのよ!って叫んだんだけど。」

叫んでましたっけ(*´Д`*)。

「そうよ。お隣の部屋に聞こえないかしらと思うくらい大きな声で。でもあなたは苦笑いして、イヤなら仕方ないね、って。」

言ったかもしれない(*´Д`*)。

「相手を否定できるほど、自分は正しいのかい。自分に理由があるように、相手にも理由がある。自分の思いを伝えるときに、相手の感情に触れたらまず失敗するよね。とも言っていたわ。憶えているかしら?」

お、憶えているとも(*´Д`*)。

「どうかしら。あなたは今日、困ったり焦ったり、忙しいね。」

キミは今日、ズバズバ歯切れのいい言葉を並べてきて、キレッキレだね。

「優しくなりたいとき、優しい自分になりたいと思うとき、あなたに言われたことを思い出すのよ。あーあ、わたしも若かったなー。あのとき、もっとガマンの出来る子だったら、ポイ活なんてしなかったのに。」

彼氏をポイ活!(*´Д`*)/ ちょっと待てオイ(# ゚Д゚)/

「優しくなりたいとき、優しい自分になりたいとき、あなたに会いに来るわ、これからも。」

ボクを切り刻みながら優しさを思い出すなんて!

「相手を全否定できるほど、自分は正しいわけじゃない。教えてくれて、ありがとう。」

いや、どういたしまして。

「でも、いちいち相手にしてくれなくてもいいのよ。相変わらず優しいのね。」

無視するなんて、そんな勇気はございません。

さあ、今日を始めよう。


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