勇気がほしいときのマヨゲン其の5
「誰かが言わないと、ずっとそのまま」
いやほんと、あの人の物言いは必ず上から目線でさ、やる気を失くすんだよ。モチベーションが急降下して低空飛行。何ならソコから一日中低め安定。
だいたい、その物言いをされた相手がどんな気持ちになるのか考えたことはあるのかね。しかもその内容を共有メールで送ってくるなんざ、正気の沙汰とは思えないよ。
これこそ社内のモチベーションを悪化させる大元凶じゃないか。どうして会社はあんな人を管理職に置いているのさ。ボクには信じられないよ。ああいう人がいるから世界は狭くなっていると思うし、○○警察みたいな人も増えるし、何だろう、一面的な正義を振りかざしている迷惑な人だ。なんで管理職に置かれているんだ。
「誰かが言わないと、ずっとそのまま。」
あ。スーパーあがり症&猪突猛進姐御のさくさん。お久しぶりです。
「お久しぶり。」
あれ? 不機嫌ですか?
「そうね。不機嫌と言えば不機嫌ね。どうしてあなたは私の前だとそんなにバカなのかしら。元は賢いと思うのに、ねえ。」
いや、そんなタメ息から入るの勘弁してください。さくさんにタメ息つかれると、本当に自分はバカなんだと思ってしまいます。
「グチを言うだけなら、あなたじゃなくてもいいのよ。」
え?
「グチを言うだけなら、そこにいるのはあなたじゃなくてもいいの。」
えっとー、なんかスゴイぶった切られた感があるんですけど。
「ぶった切ってないわよ。グチを言うだけの人なら、他にもたくさんいるわよ。と言っているだけ。別にグチを言うのは悪くないわ。グチを言って心が軽くなることもあるし。」
えっとー、じゃあこのぶった切られた感は何なんでしょう。
「不満があるなら、本人に伝えてみなさい。相手の役職が上とか年齢が上とか、言いにくい理由はたくさんあると思うけど、誰かが言わないと、ずっとそのまま。」
え。え?
「誰かが言わないと、ずっとそのまま。あなたの状況も、あなたの周りの人の状況も、ずっとそのまま。そのままでいいならそのままでいい。そのままがイヤなら状況を変えようと動けばいい。そういうことよ。」
いや、正論だとは思うのですが。
「正論かどうかは知らないし、どうでもいいんじゃない。世の中、やる人とやらない人がいるのよ。動く人と動かない人。行動する人としない人。あなたがどちらなのかは知らないけど、いえ、わたしはあなたが動く人だと思っていたけど、動く人と動かない人の差は、紙一重よ、か・み・ひ・と・え。」
そんな。お・も・て・な・し、みたいに言わなくても。ネタの古さよ。
「紙一重だけど、ものすごく硬くて高い大きい紙一重よ。透けて見えるほど薄い紙一重だけど。その紙一重を壊せるチカラがある。名前を勇気と言います。」
ぐ。ぐぐ。
「そのままでいいか、現状を変えていきたいのか。変えていきたい気持ちが、動けない理由を越えるほど強くなったとき、人は動く。」
そうなるまでボクは待つと?
「そうなったとき、手遅れでなければいいけど。」
ぐぐぐ。
「誰かが言わないと、ずっとそのまま。」
誰かが言わないと、ずっとそのまま。
「そうよ。でもそれも、あなたが決めること。」
誰かが言わないと、ずっとそのまま。
さあ、今日を始めよう。
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